四本目 当刀(後)
要義
自分の真後ろ5尺ほど離れて、自分の背中に向かって正座している敵に対し、一回転して、後ろ向きに成ると同時に、その敵に抜きつけ、切り下ろす。
初発刀と同じ意味を持って行う技。
動画
動作
- 正面から右回りして、後ろ向きに正座する。(正面に背を向ける)
- 刀を抜きかけながら、右膝頭を軸として、左回りに180度まわる。刀は3分の2くらい抜かれている。
- 後ろの敵に向き直るや、左足をトン、と一歩前に踏み出す。敵のこめかみに抜きつける。
- 刀を振りかぶり、上段から敵を切り下ろす。
- 血振りをする。
- 足を踏み変え、納刀しながら、左足を前にして折り敷いて終わる。
気をつけるポイント
- 折り敷いた姿勢から立ち上がる場合、膝ついた足を立ててある前の足に揃えるように立ち上がり、右手を柄より話、右股横に下ろす。この終止の動作は初発刀より当たり等まで同じで、以降各技についても同じ。